旭化成が電気自動車部品メーカー大手の米ポリポアを２２億ドル（約２６００億円）で買収。浅野敏雄社長「車載向けの膜を伸ばしたい」

旭化成 は23日夜、高分子ポリマー製造の米ポリポア を買収すると発表した。米子会社を通じ現金で株式を取得する。ポリポアは電気自動車含む環境関連で成長が期待される電力貯蔵・蓄電システムなどで高い技術力を持ち、同社買収で旭化成はグローバルな供給体制の構築を目指す。

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（朝日新聞）旭化成、米電池部品会社を買収　約２６００億円で

旭化成は２３日、自動車などに使う電池部品をてがける米ポリポア・インターナショナルを、約２２億ドル（約２６００億円）で買収すると発表した。量産車向けの部品をつくるポリポア社を取り込み、品ぞろえを強化する。

　旭化成は、リチウムイオン電池の電極の間にはさむ絶縁膜の世界最大手。パソコンやスマートフォンの電池に強い。１回の充電で長い距離を走れる高級の電気自動車（ＥＶ）の電池にも使われている。

　一方のポリポア社は、安い絶縁膜をてがけ、量産のＥＶやハイブリッド車（ＨＶ）向けの採用が増えると見込まれている。旭化成にはない、ガソリン車用の鉛蓄電池の膜もつくる。旭化成の浅野敏雄社長はこの日の会見で、「車載向けの膜を伸ばしたい」と話した。

引用元-−-朝日新聞

（ブルームバーグ）旭化成：高分子膜の米ポリポア2600億円で買収－国際供給へ

旭化成 は23日夜、高分子ポリマー製造の米ポリポア を買収すると発表した。米子会社を通じ現金で株式を取得する。ポリポアは電気自動車含む環境関連で成長が期待される電力貯蔵・蓄電システムなどで高い技術力を持ち、同社買収で旭化成はグローバルな供給体制の構築を目指す。
発表によると、買収価格は１株60.50ドル。ポリポアが医療・工業用膜事業を合併完了前に米３Ｍに譲渡することなどから、旭化成によるポリポアの実際の買収額は約22億ドル（約2600億円）となる。フィナンシャルアドバイザーは、旭化成側が三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券、ポリポア側はバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが務めた。
旭化成の浅野敏雄社長は記者会見で、「車載向け事業は今後伸びていくとみており、ポリポアは魅力的な会社だ」と述べた。小堀秀毅専務兼最高財務責任者（ＣＦＯ）は買収資金について「今のところ全て借り入れでやる計画、新株や社債の発行は想定していない」と話した。

引用元-−-ブルームバーグ

（ロイター）旭化成が米ポリポアを22億ドルで買収、環境エネルギー領域を拡大へ

旭化成は２３日、米ポリポアを２２億ドル（約２６００億円）で買収することで合意したと発表した。成長性の高いセパレータ事業を拡大し、経営計画に掲げる環境・エネルギーの領域を強化するのが狙い。

今回のＭ＆Ａ（合併・買収）は旭化成にとって過去最大の案件となるが、同日会見した浅野敏雄社長は、今後、大きな補完関係や成長見込める案件について「積極的にトライしていきたい」と意欲を示した。

ポリポアは、携帯用電子機器などに使われるリチウムイオン二次電池や鉛蓄電池向けの「バッテリーセパレータ事業」（年間売上高４．４億ドル）と、「医療・工業用膜事業」の２つを柱とし、旭化成はこのうちバッテリーセパレータ事業の株式を１００％取得する予定。

ポリポアの株式１株に対し６０．５０ドルで買収する。過去１カ月の終値平均値に対し約２８％のプレミアムを乗せた水準。医療・工業用膜事業は、３Ｍに売却される予定。

旭化成の買収するバッテリーセパレータ事業は、タブレット端末のような携帯電子機器やスマートフォン向けの小型蓄電池のほか、ハイブリッド車や電気自動車といった環境対応車用の蓄電池などを得意とする。今後、ハイブリッド車の増加や新興国を中心とする自動車市場のさらなる拡大が見込まれ、買収の意義は大きいと判断した。

旭化成は新株発行や社債発行による資金調達は考えておらず、すべてを銀行融資でまかなう予定。

生産拠点の面でも、ポリポアは欧米、インド、アジアなど旭化成との重複が少なく、グローバル展開に弾みがつくと判断した。

引用元-−-ロイター

（時事通信）旭化成、米電池材料メーカー買収＝２６００億円、自動車向け強化

旭化成は２３日、米国の電池材料メーカー、ポリポア（本社ノースカロライナ州）を買収することで両社が合意したと発表した。買収金額は約２２億ドル（約２６００億円）。年内をめどに買収を完了させる。これにより、旭化成は自動車向けを中心に国内外での電池事業拡大を目指す。
　ポリポアは、量産型の電気自動車（ＥＶ）向けに市場拡大が期待される、リチウムイオン二次電池用セパレーター（絶縁体）に強みを持つ。旭化成はノートパソコンやスマートフォン向けの高品質なセパレーターを扱っているが、今後は自動車や産業用にも広げる方針だ。
　記者会見した旭化成の浅野敏雄社長は、ポリポアが製造技術の異なるセパレーターを持つことから「技術的な相乗効果が見込める」と強調。欧米の環境規制強化に伴って市場が拡大するＥＶや燃料電池自動車向けに力を入れる考えを示した。

引用元-−-時事通信

twitterの反応

旭化成3年前の22億ドル買収した。で今回別の処を22億ドル買収すると。額でけえと一瞬思ったけど旭化成の時価は1.7兆円。決してでかい買収ではない、はず。てか東レより時価上回ってる、凄い

— 26(じろ) (@26ooo) February 23, 2015

「旭化成」が友綱部屋の力士に見えてしまう相撲脳。大阪場所初日まであと12日。#sumo

— vvadako (@vvadako) February 23, 2015

この買収、大きい！下記記事に電池業界が材料含めて綺麗にまとまっているが、Polypore（Celgardブランド）は旭化成がトップシェアのセパレータの競合。 https://newspicks.c… http://t.co/c6q44ja06H #NewsPicks

— junkato_ub (@junkato_ub) February 23, 2015

旭化成は２３日、米ポリポア社から車載用などの電池部材事業を買収すると発表した。買収額は２２億ドル（約２６００億円）。旭化成は成長が見込まれる電池部材事業の製品群を強化し、収益力の向上を目指す #News #Keizai

— フジサンケイビジネスアイ (@FBi_JP) February 23, 2015

投資の観点から見た旭化成は株価支援材料豊富です。でも株の売買単位が１０００株。１００株にしてくれると手掛けやすく、株価はさらに人気化すると思うんですけどね。⇒旭化成、米電池部材メーカーを2600億円で買収　　：日本経済新聞 http://t.co/FbkdPhhHtE

— 北浜流一郎 (@kabuwakitahama) February 23, 2015