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中国が人間の受精卵の遺伝子を操作を国際学会で発表!ゲノム編集技術を人間に実施!社会的、倫理的な影響が議論される

      2015/06/13

中国が人間の受精卵の遺伝子を操作を国際学会で発表!ゲノム編集技術を人間に実施!社会的、倫理的な影響が議論される

これまでの「遺伝子組み換え」技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作することができる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵で遺伝子を改変したとする報告を、中国の研究チームが発表しました。専門家は、世界初のケースではないかとしています。論文を発表したのは、中国の広州市にある大学の研究チームです。論文によりますと、研究チームは「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵で血液の病気に関する遺伝子の改変を行ったということです。

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(youtube動画-TBS News-i)ヒト受精卵の遺伝子改変、中国チームが発表

https://youtu.be/Ghavd_KD3xk

(毎日新聞)ヒト受精卵:遺伝子改変で国際学会が声明

ヒト受精卵の遺伝子を改変したと中国の研究チームが論文を発表したことを受け、国際幹細胞学会は23日、この技術を当面の間、臨床目的で使わないよう求める声明を出した。今年3月にも同様の声明をホームページで発表したが、拙速な臨床応用に向けた動きを改めてけん制した形だ。

 論文によると、中国・中山大の研究チームは、ゲノム編集という技術を使い、成育できない受精卵の特定の遺伝子を操作。目的通りの改変を確認した一方、狙っていない遺伝子も同時に変わっていたと報告した。

 声明は、受精卵に限らず臨床目的でヒトにゲノム編集を実施することについて、潜在的なリスク分析と、社会的、倫理的な影響が広く議論されるまでモラトリアム(猶予期間)を求めた。

 研究現場で近年急速に普及するこの技術は、病気につながる遺伝子の異常を修復して予防に役立つ可能性が期待される一方、安全性や長期的な影響は十分検証されていない。

引用元-−-毎日新聞

(apital)ヒト受精卵の遺伝子を操作 中国チーム論文に倫理的懸念

ヒト受精卵の遺伝子を操作したとする論文を、中国の中山大学の研究チームが発表した。狙った通りに改変できるかどうか確かめる基礎研究としているが、親が望む特徴をもつ「デザイナーベビー」を作る技術につながりかねないなどとして、早急な規制を求める声が科学界で上がっている。

 17日付の中国の科学誌「プロテイン&セル」に掲載された論文によると、チームは酵素を使って遺伝子を改変する「ゲノム編集」という技術で、狙った遺伝子だけを置き換えようとした。ところが、狙っていない遺伝子も同時に変わっていることが判明、「医療応用にはさらなる技術の改善が必要」とした。使った受精卵は子宮に戻しても育たない異常なものだという。

 ヒト受精卵の遺伝子を操作することは、次世代まで影響が及ぶため、倫理面や安全面の懸念が大きい。世界の主な国では遺伝子治療でも受精卵の改変は禁じられている。ただ、ゲノム編集は従来の遺伝子組み換えより簡単に遺伝子を操作でき、研究現場で急速に普及してきた新しい技術。複数の有力科学誌が先月、「ヒト受精卵を編集するな」などの記事を掲載していた。

 京都大の堀田秋津・特定拠点助教(遺伝子工学)は「ゲノム編集は発展途上の技術で安全面の課題も多いうえ、受精卵に使う場合は世界的に規制もない。うまく使えば治療に役立つ可能性もあるだけに、議論が成熟しない段階で受精卵の研究だけが進んでいくことは問題だ」と話す。

引用元-−-apital

(NHK)ゲノム編集でヒト受精卵の遺伝子改変 世界初か

これまでの「遺伝子組み換え」技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作することができる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵で遺伝子を改変したとする報告を、中国の研究チームが発表しました。専門家は、世界初のケースではないかとしています。
論文を発表したのは、中国の広州市にある大学の研究チームです。論文によりますと、研究チームは「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵で血液の病気に関する遺伝子の改変を行ったということです。
「ゲノム編集」の技術は、これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作することができるもので、筋肉の量が従来の2倍ある牛などが作られています。
現在のところ、動物の受精卵などを使って基礎研究が進められていて、ヒトの受精卵に応用するには倫理的な問題が指摘されています。
国立成育医療研究センター研究所の阿久津英憲部長は、世界初のケースではないかとしたうえで、「ヒトの受精卵で遺伝子を改変すれば、理論的には、人為的な変化を次の世代にも引き継ぐことになる。この技術をヒトでどのように応用していくのか、まずは議論が必要だ」と話しています。

引用元-−-NHK

(毎日新聞)ヒト受精卵:遺伝子改変…中国チームが論文

ヒトの受精卵で遺伝性の病気に関係する遺伝子を改変したとする中国からの研究論文が発表された。ヒトの受精卵を使った遺伝子改変の報告例は世界で初めてとみられる。受精卵や精子、卵子の遺伝子を変化させることは、次世代への影響が分からず、倫理的な問題から国際的に慎重論が根強い。議論の呼び水となるのは必至だ。中国・中山大の研究チームがオンラインの学術誌「プロテイン・アンド・セル」に18日付で発表した。

後手の倫理論議

論文によると、研究チームは患者から提供を受けた成育できない受精卵を使用。

 近年急速に普及している「ゲノム編集技術」を使い、遺伝性の血液の病気に関する遺伝子の操作を試みた。86個の受精卵で実施したところ、48時間後に生存したのは71個だった。このうち28個で狙った遺伝子の改変を確認した一方、目的外の遺伝子を改変してしまったケースもあり、臨床応用にはさらなる検証が必要と結論付けた。

 この技術を使った基礎研究は、培養したヒトの体細胞や動物の受精卵で進むが、ヒトの受精卵での報告例はない。チームは論文で「倫理的な問題を回避するために元から異常がある受精卵を使用した」旨を説明している。

 英科学誌ネイチャーのニュース記事は「論文はネイチャーや米サイエンス誌にも投稿したが、いずれも倫理的な反対で却下された」との研究チームの話を紹介した。

「科学的にも問題多い」

国立成育医療研究センター研究所の阿久津英憲・生殖医療研究部長は「技術は革命的だが、目的外の遺伝情報にも改変が起きてしまう点で未完成。ヒトの受精卵に応用するような段階ではない。論文の結論部分も、やる前からわかっていたはずの内容だ。科学的にも倫理的にも、問題の多い論文と言える」と話す。

引用元-−-毎日新聞

(AFPBB News)ヒト受精卵の遺伝子を「編集」、中国研究に世界の科学者が異議

ヒトの受精卵の遺伝子を編集したとする研究論文が、中国のチームにより発表された。この未開拓の科学分野における突破口となる論文だが、世界各国の科学者からは、物議を醸しているこうした研究の中止を求める声が、改めて上がっている。

 英科学誌ネイチャー(Nature)のニュース記事が22日に最初に報じたこの論文は、中国・広州(Guangzhou)にある中山大学(Sun Yat-sen University)で遺伝子機能の研究を行う黄軍就(Junjiu Huang)氏の研究チームが執筆し、ほぼ無名のオンライン科学誌「プロテイン・アンド・セル(Protein and Cell)」に投稿したもの。

 論文でチームは、不妊治療院から入手した受精卵のゲノムを改変する実験の詳細を記述している。使用された受精卵は、2つの精子を受精したことから染色体の数が通常の受精卵より1組多く、生児出産が不可能なものだった。

 ネイチャー誌の記事によると、研究チームが行ったのは、死に至る可能性もある血液疾患「βサラセミア」の原因となる遺伝子を「CRISPR/Cas9」と呼ばれる遺伝子編集技術を使用して修正する実験。

 欠損しているDNAを置き換える分子を86個の受精卵に注入し、効果が表れるまで48時間待ったところ、生存したのは71個だった。うち54個を検査した結果、28個で遺伝子の接合に成功し、そのうちのごく一部で代替遺伝子が含まれていたことが確認された。

 ネイチャー誌の記事で黄氏は「正常な受精卵でこれを行う場合、100%(の成功率)に近づける必要がある」「だからわれわれは中止した。未熟すぎる段階だと考えている」と述べている。

 より大きな懸念材料は、実験の過程で「驚くべき数の」意図していない遺伝子変異が生じたことにある。これは、マウスやヒトの細胞を使用して行われたこれまでの遺伝子編集研究で見られた割合をはるかに上回るという。

 こうした遺伝子変異は有害である可能性もあり、中国のチームが研究を行っているとの噂が今年流れ始めて以降、科学者らの間で懸念を生んでいた大きな理由の一つとなっていた。

 こうした研究に対しては、将来の世代に未知の影響をもたらす可能性や、望ましい特徴を持つように人間を改造することで新たな優生学の時代を切り開く恐れがあるとの批判の声が上がっている。

引用元-−-AFPBB News

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