今と昔で言葉が変化したと感じるものにはどんなものがある?
2016/07/14
今と昔とでは時代や地域によって言葉が少しずつ変化したり生まれ変わったりしています。
今使っている言葉も何年も経つと意味が変化していたり、死語になってるなんてことも十分あり得ますね。
今では当たり前となってる言葉も、実は昔こんな意味だった・・・などなど、面白そうな例を探してみました。
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今と昔の意味違い言葉!『貴様』の変化!
貴様の意味は昔は尊敬語だった?!
「貴様」という言葉の由来は古く、室町時代の末期には既に使われていました。
主に男性が目上の人に対して呼ぶ敬称で、武家が書く手紙などで使われていた言葉だったんです。
次第に日常会話でも使われるようになったのは江戸時代の前半からで、その時も相手に高い敬意を示す呼び方として定着していました。
「貴様」は、文字通り「貴方様」という丁寧語だったそうです。
それから江戸時代中期以降になり軽い敬称として、そして後期にもなると対等の立場の者や目下の者に対して罵りの言葉としても使われるようになってきました。
ちなみに「お前」という、ややぶっきらぼうな相手の呼び方も、江戸時代初期までは 「御前様」という位の高い貴人を敬う言葉として使われていました。
しかしこちらも明治以降は敬意の意味が無くなってしまい、目下に対して使う言葉として定着してしまいます。
引用元-貴様の意味って本来は尊敬語だった?!正しい二人称の使い方とは | KAMOME TIMES
昔と今では意味が変化した言葉がたくさんある
意味が変わった言葉
微妙(ミメウ):極めてすぐれている。
「微妙法」など古来仏典に多く用いられている。
「太平記」の寛永版(1631年)には「微(ミ)妙」と振り仮名が付いていることから、逆にこの頃から仏教語音「みみょう」を離れた「ビメウ」との交差が始まっていたものか。微妙(ビメウ):奥深く妙なること。(「言海」)
微妙(びみょう):細かい所に美しさ・問題点・重要な意味などが有って、単純な論評を許さない様子。デリケート。(「新明解国語辞典」)
微妙(ビミョー):若者語。相手から出された問題や評価をそのまま全面的には受け入れられない。
しかし完全に否定することもためらわれる時に態度保留するためにいう言葉。(「日本俗語大辞典」)
昔と今では、「やばい」という言葉の意味、用法に変化がある
北原保雄(2005)『続弾!問題な日本語—何が気になる?どうして気になる?』から、「やばい」の意味変化について
引用元-「やばい」の意味・用法の変化 » NO LANGUAGE, NO LIFE.
「やばい」は、もともと盗人の言葉(仲間内だけで通じるように仕立てた言葉)で「捕まるおそれがある、危険だ」などの意味を表す。
現在は、少し意味が広がり、「勉強していないから、今度の試験、やばいよ」といったように、「自分に不利な状態が迫っている」という意味で使われている。
ところが、最近、若者の間で、「やばいよ、この味」のような言い方がなされている。
別に、腐って食中毒を起こしそうな味だということではない。同じ場面で、「やっべ、これ、うっまー」などとも使われるように、おいしさが際立っていることをあらわしているのだ。
引用元-「やばい」の意味・用法の変化 » NO LANGUAGE, NO LIFE.
最近の若い人たちの「やばい」は、ミスマッチの効果による刺激的な表現として、感動詞のように使われているようだ
引用元-「やばい」の意味・用法の変化 » NO LANGUAGE, NO LIFE.
時代と共に変化する言葉
「だらしない」という言葉がありますが、こちらの語源は何なのでしょうか?
じつはこの「だらしない」という言葉、元は「しだらない」という言葉だったのです。
それが音位転換と言って、文字の順番が入れ替わって出来たものらしいです。
この「しだらない」の「しだら」は、「自堕落」という「好ましくない状況」を表す言葉が転化したようで、それに強調の意味の~ないを付けて、しだらない。
意味は、現在のだらしないと同じで、「締まりがなく、秩序がない」です。
とある本によると、本当かどうかは知りませんが、この「しだらない」という表現は、いまだに山梨県に残っているそうです。
それにしても「しだらない」が「だらしない」……こうなるともう、マスコミ用語の「ジャーマネ」(マネージャー)や「ぐんばつ」(ばつぐん)とかと何も変わりませんね。
ちなみに、これと同様に音位転換をしたものに、「新しい(あたらしい)」という言葉があります。
この「新しい」は、じつはもともとは「あらたしい」で、これが音位転換をした結果であり、こうなるといつか将来、「わんばんこ」だとか「うらまやしい」とかも、正しい言葉として定着するかもしれませんね
引用元-如月恭介ブログ: 時代と共に変化する言葉 #言葉のお勉強
昔と今の言葉遣いの違いと変化
KYなど、ローマ字化した略語(KY=空気読めない)
就活やうらやまなどの略語(正しくは、就職活動・羨ましい)
チョベリバやときばきなどのギャル語の略語(正しくは、超ベリーバット・時と場合による)
このように、日本には略語が満ち溢れています。
これが美しい日本語に聞こえるでしょうか?
先人たちの残した言葉や革新した言葉をこのように略してよいのでしょうか?
これらの言葉は退化といっても間違いではないでしょう。そして悲しいことに、これらの略語を正しい言葉と思っている人がとても多いです。
今の時代、敬語が使えないだけで人はその人を見下し、嘲笑います。
それほど今の日本は敬語を大事にしています。
いくら身だしなみが良くても、言葉遣いがなっていないだけで、人はその人を判断します。伝統は常に現代に合わせ、革新していきます。
例えば、千歳飴(ちとせあめ)は、
昔からずっと長い飴でしたが、現代にあわせ、今では短く食べごろサイズで売っていたりします。
このように、革新することは大切ですし、その革新を受け入れることはとても大切です。
しかし、その伝統を革新ではなく退化させるのはいけない事だと思います。
伝統を大事に尊重し、先人の想いにも答えつつ、伝統を革新していくことが大事なんだと思います。
引用元-『伝統と革新』 昔と今の言葉遣いの違い – Web-Communication 2011 taj5164u———– 猫とアヒルが力を合わせて皆の幸せを~♪
変化するこ言葉・変化しない言葉
変化が起こりやすいことばというものはあるのでしょうか。
反対に、なかなか変化しないということばは何でしょうか。
絶対ということはないでしょうが、一般的に基本的な語は変わりにくく、知ってはいるがあまり使ったことのない語や新しく使われるようになった語には変化の可能性が高いということは言えそうです。
つまり、使い慣れない語は相対的に変化しやすいと考えられます。
例えば、慣用句「気の置けない人」が<信頼できない人>の意味に解されるようになった背景には、使用頻度が以前より下がったことが関わっている可能性があるでしょう。
引用元-ことばと文化のミニ講座|明星大学 人文学部 日本文化学科
一方、ふだんからよく使っている基本的な語は、使う回数が多いという点では変化のきっかけはいくらでもあるということになりますが、例えて言えばことばの屋台骨にあたる部分として簡単には変えられないという意識がはたらくのかもしれません。
同じことばであっても、私たちはことばの基礎となる部分とそうではない部分を分けて捉えているのかもしれません。
引用元-ことばと文化のミニ講座|明星大学 人文学部 日本文化学科
twitterの反応
昔使ってたスパゲティって言葉がダサくて、パスタっていうのがオシャレみたいな、みんなそんなふうに思って使ってるとは限らないけど、そういうのはあまり取り入れたくないな。
でも、言葉は変化していくものだから、そんな風に逆らっていると、通じなくなっちゃうのかな。— しょーん (@mogumogusho) July 4, 2016
昔はだめだったのに,最近は許容されている言葉ってありますよね
“方便学生”とか“留学过”とか,最近は「言えるよ」という方が多いと思います他にも「昔はこういう言い方はだめだったよ!」という言葉も許容されていくんだろうなと思うと時代と言葉の変化を感じますね
— 中国語たん@熊本加油 (@zhongwen_tan) July 2, 2016
生活スタイルは昔と大きく変わってるのに、ジェンダーの考えが変わってないと一方的に女側の負担が増すだけだからそりゃ結婚しなくなるわな。
ダーウィン「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」という言葉がしみる。— みさち (@misachi0930) July 2, 2016
「黄昏」って言葉は「だれそ 彼」が変化したものです。お天道様が落ちかけてくると人の顔が見えなくなる。ましてや昔は照明器具も満足になかった時代。月の明かりの下ではっきりと顔が見えない。「お前さんだれだい?」って事からたそがれとなった。そう考えると今の世の中黄昏だらけだね
— 若狭屋真夏Wakasaya Manatu (@wakasayamax) July 1, 2016
金田一秀穂先生も仰っている。「日本語は昔から変化し続けている。ら抜き言葉でも使う人が多ければそれが正解になっていく」と(いうようなことを)。同人界もそのスタンスでいいんじゃないかな〜。
— ニンニン@着衣水泳 (@Ninnin_antifate) June 29, 2016